EPGStationのストレージを拡張する(Ubuntu 22.04)

EPGStationを使い始めると、すぐにストレージが足りなくなります。

その時お勧めしたいのが、録画データ専用のディスクを拡張することです。

そのメリットは、以下2点です。

  1. OSやアプリの再インストールが簡単にできる。
  2. 録画データだけ持ち運びができる。

ここでは、新たに録画専用ディスクを増設し、EPGStationのストレージにする方法を解説します。

前提条件は、以下の記事でEPGStationをインストールしたことを想定しています。

ディスクを増設する

増設するディスクは、内蔵ディスクでもUSB接続ディスクでも、設定方法は変わりません。

増設ディスクを接続したら、「ディスク」アプリを開きます。

まず、増設ディスクが左欄に表示されていることを確認します。

次に、パーティションを作成するために、「+」ボタンをクリックし、
未割り当て領域にパーティションを作成します。

パーティションサイズを確認して、「次へ」をクリックします。

ボリューム名を入力し(ここではdata1)、
「Linux用の内蔵ディスクとして使用する(Ext4)」を選択する。

これで、data1というパーティションが作成できました。

次に、マウントオプションを設定します。
「マウントオプション編集」をクリックします。

「システム起動時にマウントする」
「ユーザーインターフェースに表示する」
上記2つをチェックし、

識別名を「LABEL=」を選んで下さい。パーティションがdata1であれば、
「LABEL=data1」になります。

これで、増設ディスクがマウントされ、/mnt/data1で見えるようになります。

これでディスクの増設は完了です。

EPGStationのストレージ拡張

今回増設したディスクは、「/mnt/data1」にマウントしました。
マウントしたディスクをEPGStationのストレージに設定します。

EPGStationのストレージの設定を変更するには、
「ホームディレクトリ/git/docker-mirakurun-epgstation」の中にある
「docker-compose.yml」の一部を書き換えます。

「ホームディレクトリ/git/docker-mirakurun-epgstation」を表示します。

「docker-compose.yml」をダブルクリックして開きます。
「epgstation:」の項目の「volumes:」まで移動します。
「/media/tv_record:/app/recorded」→ 「/mnt/data1:/app/recorded」に書き換えます。

「保存」をクリックした後、システムをリブートするかdocker-composeを再起動します。

euser@pc:~/git/docker-mirakurun-epgstation$ docker-compose down
euser@pc:~/git/docker-mirakurun-epgstation$ docker-compose up -d

ブラウザを再起動して、EPGStationを表示します。
左側のメニューの下から2番目のストレージをクリックします。

ストレージが拡張されたことを確認します。

補足情報:ストレージの所有者をログインユーザーにしたい

EPGStationのストレージの所有者は、デフォールトでrootになります。
もし、所有者をログインユーザーにしたい場合は、修正が必要です。

以下の場所を開いて下さい。

config.ymlを開いて、uidをログインユーザーのユーザーidに変更してください。
例えばユーザーIDが1000ならば、「uid: 1000」と追記して保存して下さい。

2022年05月28日 | Posted in 電脳:録画サーバー | タグ: , , 6 Comments » 

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コメント6件

  • mt より:

    素晴らしいスクリプトをありがとうございます!Docker初心者です。
    録画予約時に保存先を選択できる機能がepgstationには備わっていると思うのですが、config.ymlの以下の部分を変更してもうまくいきませんでした。。。どこを変更するが良いがご教授いただければ幸いです。素晴らしいワーク本当にありがとうございます。

    recorded:
    – name: recorded
    path: ‘%ROOT%/recorded’

  • simplelife より:

    mtさん、
    config.ymlの変更ではなく、docker-compose.ymlを変更してください。
    この記事を再度読み返せば、できます。

  • mt より:

    ご回答ありがとうございました!config.ymlとdocker-compose.ymlを以下のように書き変え無事できました!
    今後とも宜しくお願いします!

    <<>>
    recorded:
    – name: Other
    path: ‘%ROOT%/Other’
    – name: TV
    path: ‘%ROOT%/TV’

    <<>>
    volumes:
    – /etc/localtime:/etc/localtime:ro
    – ./epgstation/config:/app/config
    – ./epgstation/data:/app/data
    – ./epgstation/thumbnail:/app/thumbnail
    – ./epgstation/logs:/app/logs
    – /recorder/Other:/app/Other
    – /recorder/TV:/app/TV

  • simplelife より:

    mtさん、

    解決して良かったです。
    「recorded:」に複数登録したことがなかったので、私の方が参考になりました。
    今まで、複数のディスクに振り分ける方法が分からなかったので、
    大容量の1ディスクでしか使っていませんでした。

    今後も気がついたことがあれば、コメントください。

  • mt より:

    再生をPlex Media Serverで行っているため、ドラマ等のシリーズもの、映画やその他単発もの、子供のものをフォルダ分けしておくと便利なので、予約時に指定しています。

    本当にありがとうございます!
    今後とも宜しくお願いします!

  • simplelife より:

    mtさん、

    plexmediaserver使ってますか。いいですよね。
    EPGStationは多機能ですが、視聴環境や外部アクセスを考慮すると、使えないです。
    本当は、TVRockというWindows上のアプリと組み合わせた方がplexmediaserverにはいいのですが、
    EPGStationのルールも捨てがたいので、使ってます。ただし、ルールの並べ替えができないのと、
    ファイル名にseason-based notationがつけられないのが残念なところです。
    そこだけ作り変えるとすごく便利なんですが。。

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