PT2録画静音サーバー完成版

<追記 2011年5月27日>
既にこの記事の内容は古くなってしまいました。最新の成果は、こちらの記事を参照ください。

<更新 2011年1月11日>
今回作成したサーバーも既に4台となり、このサーバーの使用説明書(ソフトウェアの設定方法)をエバーノートで書いて公開しました。以下、参照ください。以下の記事より、更に詳細な説明になっています。

http://www.evernote.com/pub/simplelife1953/pt2server

数ヶ月試行錯誤しましたが、ようやく安定したPT2録画静音サーバーが完成しました。やはり、暑さに耐えるサーバーでなければ、1日24時間、1年を通して安定稼動しません。その意味で、小さいケースにファンを回さずに、3.5インチのHDDを2台回すのは、無理でした。

完成版では、いくつかの変更を行いました。

  1. WindowsXP Home EditionからWindows7 Home Premiumに変更。
  2. 3.5インチ2TB ×2台から2.5インチ500MB ×1台に変更。

初期版では、以下のとおり。

初期版の性能
状態 消費電力 CPU稼働率 消費メモリ
無負荷状態 44W 5% 720MB
同時4ch録画 55W 平均40% 800MB

完成版では、以下のとおり。

完成版の性能
状態 消費電力 CPU稼働率 消費メモリ
無負荷状態 30W 15% 690MB
同時4ch録画 43W 平均50% 1050MB

基本は、ケース内温度が50℃を越えないことですが、そのためには、無負荷状態で30W程度に抑えておけば確実です。完成版であれば、冷房のない部屋でも夏を乗り切れるでしょう。実は、初期版で動かしていた2台のうち1台のディスクが不調で、知らないうちに録画できない状態になっていました。完成版の2台は、この暑さにもかかわらず、静かにせっせと録画をこなしています。しかも、価格的にも安くなり、コストパフォーマンスは最高です。それでは、構成と価格は次のとおりです。

Hardwareの構成

Hardwareの構成は以下のとおり。

No. 名称 型番 メーカー 価格
1 チューナーカード PT2 earth soft 16,800
2 PCケース MX1202-BK 岡谷エレクトロニクス 5,940
3 マザーボード D510MO インテル 8,270
4 メモリ PC2-6400 2GB no brand 3,490
5 カードリーダー c1691 ATM 1,280
6 ケーブル F+F型 接栓付4CAケーブル 0.5m(LongF) #3314A-4C/0.5 ソリッド株式会社 864
7 分配器 4分配器 1端子電通型
(10-2602MHz)
#4204FS-P ソリッド株式会社 540
8 HDD Traveler 500MB Hitachi 6,250
9 HDDマウンタ HM-052BK バリューウェーブ 758
Hardware価格合計 44,192
OS Windows7 home ppremium OEM microsoft 11,500
全価格合計 55,692

今回使用したケーブルと分配器は、ソリッド株式会社の製品です。これバラで買うことができないのが難点ですが、まとめて買うと個々には割安です。

Softwareの構成

Softwareは、以下のとおり。

No. カテゴリ 名称 備考
1 OS Windows7 home premium ハードディスクと一緒に買いました。
2 ドライバ D510MO付属 Display,LANなどのドライバを入れます。カードリーダーのドライバは、Windows7の標準ドライバでOKです。
3
リモートデスクトップ
TightVNC Windows付属のリモートデスクトップは、BCASカードが使えなくなるので、使いません。
だから、Winodws7もhome premiumでいいのです。
4 ドライバ PT2 driver earthsoft提供
5 SDK PT2 SDK
6 チェック用サンプル PT2 sample これでPT2のボードの動作を確認します。
7 ランタイムライブラリ vcredist
8 ドライバ BonDriver_PT-ST
9 視聴ソフト TVTEST
10 録画ソフト RECTEST
11 録画管理 TVRock DTuneを実行して、初期設定します。

この構成で今2台を動かしていますが、とても快調です。
組み立て途中で、ハードディスクを組み込んだところです。

最後に電源を入れた状態です。この後、カバーをかぶせます。

後ろからみるとこんな感じです。

完成版の売り文句

  • 4ch同時録画。地デジ2チャンネル衛星デジタル2チャンネル。
  • 簡単に編集可能。暗号化なしなので、TMPGEnc XPressなどのソフトが使える。
  • キーワード自動録画。録画管理TVRockで、簡単に柔軟に録画予約を自動化。サーバー複数台の連携が可能。
  • リモートで録画予約。インターネットにつながれば、どこからでも予約が可能。
  • 電気代節約。常時稼動でも30Wの消費電力。

自分で部品を集めたり、ソフトをインストールしたり、手間はかかりますが、それによって得られることは、かけたお金以上です。市販の製品でこれだけの機能を55,000円で実現はできない。

課題はいくつかあります。

  1. 80時間程度しか録画できない。圧縮していないので、1時間6~9GBのサイズ。
  2. NHK衛星第1、第2の録画が分離できない。
  3. 時々、Windows Media Playerで再生できないファイルができる。
  4. B-CASカードの入手手段

解決策としては、①は外付けHDDやNASを使う、mp4へのリアルタイム変換ハードウェア使うなど、②・③はtssplitterを使えばとりあえず問題は解消しますが、根本解決ではありません。

④は、B-CAS社との契約違反で、B-CASカードの返却を求められる可能性はあります。実際に電話で確認したら、返却を要求した実績はないとのことでした。

2010年07月10日 | Posted in 電脳:静音サーバー | タグ: , 11 Comments » 

関連記事

コメント11件

  • 関宿レーザー より:

    こんにちははじめまして

    私もPT2で地デジマシン作りました。

    >NHK衛星第1、第2の録画が分離できない。

    RecTestなどのコンフィグで、「現在のサービスのみ保存する」にチェックいれればOKです。

    >時々、Windows Media Playerで再生できないファイルができる。

    NHK関連番組(BSハイビジョンを除く)で起こります。

    私は、その手のファイルはPowerDVDで再生しています。

    37型以上の液晶テレビにつなぐときれいですよね。。。

  • simplelife より:

    衛星第1、第2の分離に関して、ありがとうございます。
    /reccurserviceというオプションをTVRockの設定ーチューナーの中でつけているのですが、うまくいっていません。
    もしかして、rectest.iniというファイルの中で、recordcurservice=yesとするのでしょうか?

  • Z61p より:

    はじめまして。
    Windows Media Playerで再生できないファイルができる件ですが、私も悩まされていました。これは録画対象番組の前番組が二カ国語放送だと発生するようです(放送波中の音声が切り替わると発生?)。木曜夜の地上波版ブラタモリを録画するとまず間違いなく遭遇できます(笑)。

    当方では、TVTestにBonDriver_File.dllを組込んでPT2録画PC上のファイルを開くようにしたところ、問題なく再生できるようになりました。

    ffdshow+MedaPlayerClassicでも再生できなかったので録画に失敗したと勘違いして捨ててしまった番組がいくつかありますです、はい。

    試してみてください。

  • simplelife より:

    Z61pさん、情報ありがとうございます。
    NHKの番組でけっこう発生していましたが、最近録画開始のマージンを0にしたところ、うまく再生できるようになりました。

    安定動作には、細かいノウハウが必要ですので、また何かありましたらよろしくお願いいたします。

  • fun114 より:

     初めまして。当方パソコンの自作は完全に初めてだったのですが、HPを参考にさせていただき無事にソフトをセットアップする事が出来ました。おかげさまで年末の特番ラッシュもガンガン録画することが出来ました。感謝です^^
     一つお伺いしたいのですが、ケース(MX1202-BK)に内蔵されているファンの回転数というのは制御できるのでしょうか?ファンレスなのは良いのですが、うちの場合電源に付いているファンの音がかなりうるさく稼働中は静音サーバーとまではいきません。静音化に関してアドバイスしていただけると幸いです。

  • simplelife より:

    私の情報がいくらかでも役に立てば、とても嬉しいです。
    ファンに関してですが、私の構成では、CPUファン、ケースファンはありません。電源ファンだけですが、200Wですのでそれ相応の静音です。
    ケースファンを入れないのは、HDDが2.5インチだからです。ほとんど発熱がありません。完全に静音にするならば、ACアダプターを使うのも手です。

  • fun114 より:

    はっきりいってこのサイトが無ければ自作にチャレンジすることも無かったと思います。追加情報有り難うございます。ACアダプターの導入を検討してみます。

  • pomer より:

    はじめまして。当方もD510MOを購入して録画サーバを目指していたのでとても参考になりました。
    そこで、2つほど質問させてください。

    1.セキュリティ対策は何か行っていますか?スペック的に厳しいですが何かあれば教えてください。
    2.録画時以外はスリープという形で運用していると思われますが、出先からの録画予約は視野に入れてありますか?

  • simplelife より:

    pomerさん、コメントありがとうございます。

    1.セキュリティ対策というのは、外部からアクセスして番組予約する場合と考えてよろしいでしょうか。現在は、ユーザー名とパスワードを入れないとログインできないようにしています。設定は、TVRockの設定の中に認証の選択とユーザー名、パスワードの設定ができる場所があります。

    2.出先からの予約や稼働の確認をしますので、スリープ状態にはしていません。サーバーですから常時稼動です。それでも電力消費はわずかです。

  • yokayoka より:

    初めまして。PT2の録画サーバーを探していて、こちらを見つけました。自作は初めてですが、こちらを参考になんとか完成させようと思います。
    もしよろしければ、ハード構成の詳細を教えていただければ助かります。

    ①HDD
    HITACHI Travelstar 500GB だと思いますが、7200rpmのものでも発熱は大丈夫でしょうか。
    ②HDDマウンタ
    マウンタが記載されていますが、PCケースのシャドーベイを使えばマウンタは不要ではないでしょうか。あるいは何かパーツが必要でしょうか。
    ③メモリ
    PC2-6400 2GB との事ですが、1枚2GBでしょうか、2枚で2GBでしょうか。

  • simplelife より:

    私は1年以上使ってますが、現在も最高の録画環境ですので、ぜひ組み立てて恩恵を受けてください。

    詳細は、本記事の最初の部分にEverNoteへのリンクがあり、その先に詳細ドキュメントがありますので参照してください。

    以下質問にお答えします。
    ①Travelsterは2.5インチのHDDですので、5400rpmしかありません。ほとんど発熱がないので、これを採用しました。
    7200rpmとおっしゃってるのは、3.5インチHDDです。こちらは発熱はありますが、1台ならケースによりますが問題ありません。
    もし2台載せるならば、熱対策が必要です。
    ②今回私が使ったPCケースでは、2.5インチベイがありません。マウンタは、3.5インチから2.5インチへ変換するものです。
    3.5インチHDDを使う場合は、マウンタは必要ありません。 ただし、2台目は、5インチから3.5インチへのマウンタが必要になります。
    ③私が使ったのは、2GBを1枚です。現在は、2GBと4GBしか売っていないようです。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください