Apple Watch Nike+ Series 3 は、ランニングウォッチとして充分使える

(2021年2月21日追記)
Apple Watch Nike+ Series 3は、3年間トラブルなく使えました。
ランニングウォッチとして3年間使えたのは、初めてです。
買い替えたApple Watch Nike SEは、とても完成度が高いです。オススメです。

(2020年9月28日追記)
Apple Watch Nike SEを買いました。
Apple Watch Nike SEのFirst Impression
(2018年7月29日追記)
7月14日(土)、21日(土)、28日(土)とトラブル発生なし。
GPSのトラブルは治ったようだ。
(2018年7月10日追記)
7月7日(土)に、また地図が表示されないトラブル発生。
やはり、土曜日になるとトラブルが発生するようだ。
Nikeには連絡しておく。
当分土曜日の朝、Apple Watchの電源入れ直しは必須のようだ。
(2018年6月19日追記)
地図が表示されないトラブルは、5月19日以降毎週土曜日に発生していることがわかった。
時々電源入れ直しをしているので、5月26日と6月9日は発生していない可能性が高い。

とりあえず、土曜日朝走る前に電源入れ直しを行うことにする。
(2018年6月16日追記)
最近新たな不具合が生じている。
5月19日、6月2日、6月16日の3回、GPSが機能せず、地図が表示されなかった。

Apple Watchの電源入れ直しで治りますが、2週間ぐらいするとまた発生しています。問題は、事前にGPSが捕捉できていないことがわからないことです。
(2018年4月30日追記)
10キロ~20キロ程度のランニングで特に問題なく使えているが、
Apple WatchのNike+ Run Clubアプリで解決していないことが二つある。
(1)時々、「オートポーズ」がONになっている。OFFにして、
変更していないにもかかわらず、ONになる。

(2)ランニングの記録表示で、一つ前の記録が消えることがある。
月間合計キロ数もランニング後30分以上しないと更新されない。

上記2点とも早く直して欲しい。
(2018年4月2日追記)
Apple Watch Nike+ 3をフルマラソンで使う方法を公開しました。
https://www.digital-den.jp/simplelife/archives/4086
(2018年2月28日追記)
東京マラソン2018でApple Watch Nike+ 3を使って、かなり残念な結果。
https://www.digital-den.jp/simplelife/archives/4024
(2018年1月29日追記)
タイトルを「充分使える」から「充分使えない」に変更したい気分。
Nikeの担当者から以下の回答をもらいました。

電池残量についてはAppleのテストでは、
以下の結果を得ているとの情報がございます。 ※テストはワークアウトセッション中に、
心拍センサーをオンにした状態で行いました。
屋内ワークアウトのテストは、Bluetooth経由でiPhoneに接続した状態で実施しま
した。 
・GPSを使用した屋外ワークアウトで最大5時間 
・GPSと4G LTEを使用した屋外ワークアウトで最大4時間 
・オーディオストリーミング、GPS、4G LTEを使用した屋外ワークアウトで最大3時間
 詳細は以下のURLをご確認下さい。 https://www.apple.com/jp/watch/battery.html
 ※バッテリー駆動時間は使用条件、システム構成、
携帯電話ネットワーク、信号強度、ストリーミング品質設定、
その他の多くの要因によって変わり、
実際の結果は異なる場合があります。

私なりの結論は、フルマラソンでApple Watch Nike+ 3を使うなら、以下の条件が必須。
・心拍センサーを止める
・音楽は聞かない
この条件で使えば、フルマラソン5時間以内完走でNike+の記録ができる可能性が高い。
Nikeは、ユーザーに注意点として明記すべきでしょう。
(2018年1月27日追記)ひどすぎる、Nike? or Apple?です。

本日2回目の東京マラソン試走会でしたが、また25キロ過ぎから、
計測をやめて文字盤に勝手に戻るようになりました。しかも、30キロで電池残量39%でした。

怒り心頭です。

おそらくですが、Nike+ Runアプリで4時間計測を続けた後、おかしくなっています。
これからNikeにクレームします。まあ、サブ4ランナーなら問題なく使えるかもしれない。

2017年12月17日と2018年1月27日の計測結果は以下の通り。
いずれも、27キロ過ぎで線が途切れているのがわかる。



Apple Watch Nike+ Series 3 GPSモデル 42mm アルミケース(以下、AppleWatch Nike+ 3と略す。)を、ヨドバシで42,980円で購入した。

そして2017年10月26日から、ランニングウォッチとして使い、3週間ほど経った。

GPS + Cellularモデルを買わなかった理由は、以下の通り。
(1)価格が52,704円と高い。
(2)GPSモデルの方が、余裕の設計で、安定性が高いと予測。
(3)普段だけでなくランニング時もiPhoneを常に持っている。
(The North Faceのフライウェイトショーツ使用)

私が3週間ほど使った経験での評価は、

「Apple Watch Nike+ 3は、自分史上最高のランニングウォッチ。」
(価格が高いのが難点だが。)

Apple Watch Nike+ 3が優れているポイント

私が考えるランニングウォッチの評価ポイントは、4つある。

(1)きちんと記録できて、いつでも参照できること

(2)ランニング中に記録が確認できること

(3)フルマラソンの記録ができること

(4)簡単にこわれないこと

どれも最低限必須の機能だが、私が使ってきた製品で(4)の条件を満足したものはない。

今までのランニングウォッチの使用履歴を以下に示す。

No.期間製品課題
02009.09~2010.08iPhone + FootSensor地図が記録できない。
02010.09~2011.05iPhone操作が面倒。
12011.06~2012.06Nike+ SportsWatch GPSバンドの先のUSB端子が壊れる。
22012.07~2015.06Nike+ SportsWatch GPS上記と同様
32015.07~2016.06TomTom Runner Cardio GPS充電端子が接触不良。
42016.07~2017.10Garmin ForeAthlete 230J充電接続部不良。
画面が突然無表示。
52017.11~Apple Watch 3 Nike+RunClub課題は特になし。

詳しい説明は別記事で紹介するとして、今まで使用したランニングウォッチの問題点は、充電端子の接触不良である。データ転送がBluetoothになっても、充電端子だけは残っていた。

EpsonのWristableGPSをモニターで使用したことがある。その充電端子は接触不良になりにくい構造を持っていて感心したことがある。ただしEpsonの場合は、記録するクラウド上のサイトの出来が悪すぎて、乗り換えるに至らなかった。

2009年以来のランニング記録がNikeのサイトに残っているため、Nikeのサイトにデータ転送できるTomTomやGarminを使ってみたが、どちらも充電端子の不良は1年程度で発生していた。

この充電端子の不良という問題を解決したのが、Apple Watch Nike+ 3。第1世代、第2世代でもワイヤレス充電はできるが、スルーしたのは安定度や充電容量を様子見していたためだ。

Apple Watch 3 Nike+を購入してから、10回ほどのランを計測しているが今のところトラブルはない。
(1)計測中断をかなり行っているが、計測に問題はなく、記録の消失は今のところない。
(2)5キロで3%ほどのバッテリーを消費する。フルマラソンでも30%程度のバッテリー消費で済みそうだ。(通常使用でも、8時間で10%程度バッテリー消費である。)

(2018年4月6日 フルマラソンのバッテリー消費は、心拍センサを止めて35%。電池残量65%だが、最後の1キロの測定は不安定だった。)

充電端子がなくなったからといって、こわれない保証はないが、リスクが大きく軽減されたことは間違いない。この結果は、2年後くらいにわかると思うので、気長に報告を待っていただきたい。

ランニングウォッチとしての初期設定

Apple Watch Nike+ 3をランニングウォッチとして使用するために、最初からNike+ RunClubがインストールされている。

今回使用している環境は、現在2017年11月21日時点で、以下のとおり。

項目型番
iPhone iPhone 8 Plus
64GB
iOS11.1.2(15B202)
Apple WatchSeries 3 Nike+
GPSモデル
アルミケース
WatchOS4.1(15R846)
Nike+ Run Club5.10.0

 

iPhoneにNike+ RunClubをインストールして、iPhoneのマイウォッチ画面でNike+ RunClubを確認する。

Nike+ Run Clubで「AppをApple Watchで表示」をONにする。これで準備はOK。

Nike+ Run Clubを使う

Apple WatchからNike+ Run Clubを使うのは、とても簡単。

文字盤表示画面から左上のNikeアイコンをタップすると、Nike+ Run Clubの画面となる。

計測開始は、「スタート」ボタンをタップする。

走行中画面には、大きく「走行距離」、下に小さく「ペース」と「経過時間」、上に小さく「心拍数」と「現在時間」。必要な情報はすべて表示されており、文字が小さくても見やすい。

一時停止は、左から右へスワイプするか、「デジタルクラウン」と「ボリュームボタン」の同時押し。後者を使えば、手袋をしていても問題なく一時停止できる。

一時停止画面には、下に「走行距離」「平均ペース」「経過時間」「心拍数」、上に「一時停止」の状態表示と「現在時間」。さらに、「終了ボタン」「再開ボタン」がある。

再開する場合は、「再開ボタン」をタップするか、「デジタルクラウン」と「ボリュームボタン」の同時押し。

終了する場合は、「終了ボタン」をタップする。

再開、終了の際は、音声で「再開しています」「終了します」のメッセージが流れるので、間違いは起こりにくい。

夏季はすべてタップで処理できます。冬季に手袋をしている場合は、開始時と終了時に手袋を外す必要があるが、ランニング中は手袋を外さなくても一時中断はできるので、特に問題はない。

 

Nike+ Run Clubの詳細設定

Nike+ Run Clubのマニュアルをブラウザで検索してみたが、公式の情報がなかなか見つからない。

iPhone上のNike+ Run ClubもApple Watch上のNike+ Run Clubも、ほとんどの人は手探りで使っているように思う。それでも、使えてしまうところがすごいが、やはり公式マニュアルは出してほしい。

Apple Watch上のNike+ Run Clubの遷移画面は、以下のとおり。

左画面は、ランニング履歴

スタート画面で左から右にスワイプすると、ランニング記録が表示される。さらに、下から上にスワイプすると今月の累計距離が表示される。

右画面は、アプリのオプション設定

スタート画面で右から左にスワイプすると、計測の設定が表示される。
「インドア」「アウトドア」
デフォールトがインドアになっているので、要注意。インドアでは、GPSが働かず歩数だけで距離換算するため、距離計測が不正確になる。ランニングコースの地図も作成されない。
「オートポーズ」
止まると時間の計測が止る。一般の道路で信号機が多い場合は便利。私は、レースももちろん通常の練習でも、自分で一時停止するので、使わない。
「すべての数値」
オンにすると、ランニング中にペースと心拍数を表示する。

Nike+ Run Clubの気になる点

使っていて、いくらか不具合に感じていることがある。

(1)スタートボタンを押してから、「3,2.1」とカウントしてから計測が始まる。この仕様がよくわからない。今までのランニングウォッチは、押すと同時に計測が始まる。これが普通。レースでスタート地点を通り過ぎる時、計測を始めるが、現在の仕様だと計測開始タイミングが難しい。
解決策は、事前にスタートボタンを押して、「3,2,1」の後に一時停止を入れている。でも何とかしてほしい。

(2017年12月23日追記)iPhoneのNike+ Run Clubの設定に、「カウントダウン」という項目があり、これをオフにすればいいことがわかった。オンがデフォールトというのはいかがなものか。

(2)ランニング終了後、ランニング記録をみると、なぜか一つ前の記録が消えている。いくらか時間が経つと一つ前の記録が出てくるが、不可解な現象です。バグかもしれません。

2017年11月22日 | Posted in ランニング | タグ: , 6 Comments » 

関連記事

コメント6件

  • 清水幸一 より:

    Apple Watch Nike+ Series 3の購入を検討しているものです。ランニング、マラソンのみで使用をする予定です。音楽も聴けて計測もできるなら買い替えようか考えています。高価な金額も踏まえ上記の内容が事前に分かったうえでApple Watchを購入されますか?
    また、タイムもサブ4あたりをちらほらしている感じなので、音楽を聴きながら、計測もしながらと本番での使用は厳しいでしょうか?
    よろしくお願いします。

  • simplelife0530 より:

    半年ほど使った経験から言えることは、10キロから20キロ程度の練習であれば、快適に使えると思います。
    ただし、今回東京マラソンで走った結果は、かなり残念です。詳しくは、ブログに書きましたので見てください。
    20キロまでの練習ならば、音楽聴きながらでも、心拍センサ動かしても、おそらく問題ないでしょう。
    フルマラソンでは、ちょっとわかりません。私は、今回の東京マラソンでは、音楽も聴いていないし、心拍センサも使っていません。
    それから、電池の持ちを考えたら、GPSモデルとiPhone8の両方持つのがいいと思います。

  • けんぱ より:

    はじめまして。私もApple Watch 2を使用して神戸マラソンを走ったときに、途中からラップの計測がありませんでした。全体の時間はあったのですが。。。
    大阪30Kと言う大会でも、途中からGPSが飛んで直線になっていたり。。。
    また、停止のボタンを押してからの反応も遅く、イライラしながら使っております。
    今回、篠山マラソンを走ったのですが、その時は不要な通知をオフにして使い、何とか全て計測できました。電池も心拍計測有りで完走後にまだ30%ほどは残量がありました。
    ただ、スタートを押してからの反応が悪く、押して数秒後に計測をスタートしている感じで、
    完走後もストップを押しても画面に変わるのに時間がかかったり。。。その為ストップを2回押したので、ストップとスタートを押したことになりタイマーが再スタートしてしまいました。
    その後の携帯への同期についても5分ほどは時間を要したと思います。
    機能に対してapple watchのCPUやメモリが追いついていないような感じがします。。
    今ガーミンかエプソンで検討中です。

  • simplelife0530 より:

    けんぱさん、コメントありがとうございます。

    Apple Watch 2 で苦労されている情報、参考になります。ガーミン、エプソン検討されているということですが、両方とも使ったことがあるので、私の評価もお知らせしておきます。

    ガーミンですが、1年で壊れました。私は、かなり丁寧な使い方をするランナーだと思っていますが、それでも1年でこわれ、修理はできず、新品交換で18000円と言われました。かなり理不尽です。
    使い勝手は非常にいいと思いますが、充電クリップが茶色くなり、あまり良い設計ではないと思いました。充電が非接触は必須だと思います。

    エプソンは、データを保管するサイトがいまいちでした。評価してから3年ほど経っているので、今は改良されているかもしれません。ただし、Nikeのサイトはとても良く出来ているので、比較していただくといいかもしれません。

    私は、AppleとNikeを気に入っているので、乗り換えるつもりはなく、改良を待っています。多くは、ハードウェアの制限による不具合ですが、Nikeアプリも不完全です。しかし、私はこれも時間の問題と思っています。

  • けんぱ より:

    返事ありがとうございます。
    私もapple watchは妻からのプレゼントなので、できればapple watch と ナイキで使い続けたいとは思います。
    今回「デジタルクラウン」と「ボリュームボタン」の同時押しで一時停止と再開できることを知ったので、スタートのときはカウントダウン昨日で一時停止させて、使ってみようと思います。

  • simplelife0530 より:

    けんぱさん、

    カウントダウンで一時停止は、いいアイディアですね。そのタイミングで使えるか、試したことはないので、成功するなら、使えますね。

    ナイキには、物理ボタンでスタートできないと使えないことは、インプットしました。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください