全自動DIGA DMR-BRX4000 (5)DIGAの次の進化に向けて

今回の全自動DIGAで、全録レコーダーとしての基本は完成したと思います。

全自動DIGAのおすすめポイントをまとめてみました。

スマートフォンやタブレットで録画した番組を見ることができる。
「最新番組」ボタンで、自分が見たい録画番組を楽に探すことができる。
チャンネル録画の設定など、初期設定が簡単にできる。
圧縮品質が高く、6~8倍速でも許容十分なレベル。
省電力。(6チャンネル録画で30W)
無線リモコンがとても便利。

さらに良い製品にするために、お願いしたい改善点もまとめてみました。

「新着番組」のオススメが、あまり適切な結果にならない。少なくとも、再生した番組や検索キーワードで登録した番組を表示して欲しい。
「新着番組」のニュース以外では、自動的に再生するかしないか、設定できるようにして欲しい。
チャンネル録画の設定で時間指定した場合でも、録画番組を途中で切らないで欲しい。
スマートフォン・タブレットで再生するためのアプリMedia Accessで、30秒送りがきちんと動作しない、あるいは反応が遅くて使いものにならない。
チャンネル録画一覧や番組表のフォントやレイアウトの見た目が美しくない。
地上波8チャンネル、衛星デジタル6チャンネルは最低限欲しい。それでなければ、チャンネル録画が活きない。

全自動DIGAの番組表は、以下のように、フォントもレイアウトも美しくない。

IMG_5879

一方東芝のREGZAでは、以下のようになる。IMG_5880

美しさだけでなく、情報量にも大きな違いがある。

最後に、次期全自動DIGAで実現して欲しいことがある。

(1)スマートフォン・タブレットでの新着番組の操作・再生指示

DIGAのリモコンはよくできている。ショートカットも良く考えられているので、今回のリモコンで必要な操作は、ボタン1つ押せば可能になっている。私が良く使うのは、「新着番組」「再生メニュー」「30秒送り」「10秒戻し」「スキップ」の5つのボタン。チャンネル録画番組を見るには、これだけで足りる。
音声検索もモーション操作も使わない。どちらも便利そうなのだが、それほど快適に使えるわけではない。

おそらく、リモコンでできることは完成したので、これ以上は望めない。従って次なる進化は、タッチパネルによる操作以外にない。スマートフォン・タブレットが操作マニュアルなしに使えるのは、タッチパネルを使った直感的な操作ができるからである。

一気にタッチパネル型のリモコンにいかなくても、スマートフォン・タブレットによる操作を実現して欲しい。一番最初にアプローチするならば、Media Accessの画面をそのまま使って、指示した結果がスマートフォン・タブレットの画面で再生するのではなく、テレビの画面で再生できればいいのである。おそらく、この実装は簡単に行えるだろう。確認していないが、今でもMedia Accessで再生している時、テレビにも画面が映し出されているのかもしれない。

新着画面も、スマートフォン・タブレットに表示できればその方が好都合。番組の選択も容易だし、何よりスマートフォン・タブレットに番組のリスト表示が残っていれば、選択切り替えも簡単に行える。

(2)VIERAとDIGAの融合

今回全自動DIGAを使っていると、テレビのチューナーがもったいないだけでなく、再生頻度でオススメなどを最適化するならば、テレビでの再生が邪魔になってくる。また、テレビの側にも録画用のUSB端子が付いている場合もあり、機能が重複してしまう。

また、テレビの操作体系も、VIERAの場合FireFox OSを使っていくことになるが、その点でDIGAとVIERAの操作体系の統一がなされるのか、興味深いところである。

こう考えてくると、テレビにチャンネル録画機能を持ち、タッチパネルの無線リモコンを持ったVIERA-DIGAなる製品が、もっともユーザーが望んでいるものではないかと思う。

今度は、ぜひそういう製品を開発していただきたい。心配なのは、価格がとんでもなく高くなることである。

2015年07月22日 | Posted in 電脳 | タグ: No Comments » 

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