EPSON WristableGPS SF-510Tを試す(1)まとめ

EPSON WristableGPS SS-500Rを評価したのは、2012年9月だった。その時の評価は、ハードウェアは良いが、距離の精度に問題ありだった。

その1年後、2013年11月に新機種が発表された。2014年4月末に10日間レンタルできたので、新機種SF-510Tを評価したところ、前回より良い結果がでた。

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EPSON WristableGPS SF-510T

(1)精度
今回、異なる6か所で、Nike SportsWatch GPSとSF-510Tを同時装着して、測定を行った。その結果、測定距離はほとんど一致し、差は誤差範囲と思えるレベルだった。(詳細は、別途報告。)

この結果、前バージョンから明らかに改善していることがわかった。

(2)前バージョンからの改善点
計測を開始する時に、右上のボタンを1回押しで、GPS捕捉が始まり、完了後再度右上ボタンを押すことで計測が開始できるようになった。操作が前バージョンよりわかりやすくなった。
画面表示も文字が大きく、映り込みも減ったため、非常に見易くなった。

(3)課題
操作上2つ問題があった。
1点目は、気が付かず右上ボタンを長押ししたために、GPSオフモードで測定を行ってしまった。後でMAPがないことで気が付いた。測定距離がかなり違っていた。測定開始を右上ボタンの押しと長押しの2つあるのは、間違いを起こす可能性がある。誤操作防止のためには、測定開始は長押し一本で良いと思う。
2点目は、測定途中で右下ボタンを押して、リセットしてしまったこと。右下のボタンは、手の甲があたることがあり、表示がリセットされてしまう可能性がある。実際には後で計測結果をアップロードしたら、継続して情報は認識されていたので問題はなかったが、右下ボタンの表示のリセットは必要ないと思う。

(4)総評
前バージョンには、距離測定に致命的な欠陥があったため、お勧めできなかった。今回、SF-510Tを評価した結果は、問題なくお勧めできる製品になった。特に、私が現在使っているNike SportsWatch GPSと比較して、次の点で優れている。
・装着した時のボールド感が良く、とても軽い。
・クレードルが使いやすく、充電も速い。
・連続稼働時間が長い。
・音が聞き取りやすい。

残している課題は、サイトでの表示方法に、わかりやすさや、楽しくみせる工夫が必要なことだろう。

2014年05月08日 | Posted in ランニング, 身体 | タグ: No Comments » 

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